雲が流れる。
お空に滲む光の許で。
お山の輪郭が黒と月を分ける。
線上で季節の終わり サーフィンをする直感に
伝えて。
インスピレーションは衝動と仲が良いとテスが言ってたと。
水面に映る象を捉えるとき 象もこちらを観ているように。
逆転しているのは左右でなく前後であるように。
兆しは2つ同時に存在できるらしいのだ。
あらゆるものに。
あらゆるものに?
漠然と漂う時の流れ。
それを眺める。
鏡の向こうにいるアリスに訊ねた。
私のティーカップはどこ?
蜘蛛の影を踏むときにつながる糸で縫う
ドレスの裾は踏まないようにと
ちぐはぐな答えが。
それでも点は線に 線は面に。
季節を停めることはできないと。
チグハグチグハグチグチグチグハグハグハグ..........
虫はいつのまにか秋の曲を奏でている。