2019/09/29

いつのまにか







雲が流れる。




お空に滲む光の許で。 




お山の輪郭が黒と月を分ける。




線上で季節の終わり サーフィンをする直感に




伝えて。




インスピレーションは衝動と仲が良いとテスが言ってたと。




水面に映る象を捉えるとき 象もこちらを観ているように。




逆転しているのは左右でなく前後であるように。




兆しは2つ同時に存在できるらしいのだ。




あらゆるものに。




あらゆるものに?










漠然と漂う時の流れ。




それを眺める。




鏡の向こうにいるアリスに訊ねた。




私のティーカップはどこ?






蜘蛛の影を踏むときにつながる糸で縫う 




ドレスの裾は踏まないようにと




ちぐはぐな答えが。





それでも点は線に   線は面に。




季節を停めることはできないと。




チグハグチグハグチグチグチグハグハグハグ..........






虫はいつのまにか秋の曲を奏でている。