2019/10/25

魔術師と四人の哲学者(Collage Cafe)






ヘ:「あ~」(カフェラテを飲んで) 


ラ:「ときにはいい気分になるために
   ちょっと自分を甘やかすことも必要だね。」


ヘ:「うふっ」


ホ:「人間はね。」


ス:「きみたちは、どこかへ行くとちゅうかい?」


ホ:「やたら動き回るだけで、自分たちが
   堂々巡りしていることに気づかないんだ。」


ス:「いずれどっかへいくだろうさ
   それともどこへもいかないのかもしれないぜ。」


ヘ:「世界歴史は自由意識の進歩である。」


ラ:「建物は崩れ去るかもしれない、だが知恵は永遠だ。」


ヘ:「この世で情熱なしに達成された偉大なことなどない。」


ホ:「ボクは、あのバラのために、毛虫だってやっつけてあげたんだ。
   ……二、三匹は、蝶々にするために残しておいたけど。」


ヘ:「ヘぇ~」


ラ:「僕をイライラさせる例の子に、
   どうして僕こんなに夢中なんだろう。」


ホ:「地球の人間たちって。」






ス:「人間は、ものに執着せぬようにしなきゃな。」


ラ:「欠点?これが欠点だって!?違うよこれはみんな個性だよ!」


ホ:「たしかにそうだね……。」


ラ:「この地球上で一人一人が少しずつ違うように造られた
   ってのはなんて素晴らしいんだろう。」


ヘ:「自由な人間は決して妬まない。彼は偉大なものを喜んで
   受け入れ、そうしたものが存在することが、うれしいと喜ぶ。」


ホ:「午後の4時にきみが来るとすると、午後の3時には
   もう嬉しくなる。4時になったら、もう気もそぞろだよ。
   幸福っていうのがどんなことかわかる!」


ス:「だめだよ。僕は孤独になりたいんだ。来年の春、また会おう。」


ヘ:「べぇ」(片方の下瞼を人差し指で下げ)


ス:「孤独になるには、旅に出るのがいちばんさ。」


ラ:「分かち合うことのよさってものもあるのをぼくは認めたいね。」


ス:「いつも優しく愛想良く、なんて、やってられないよ。
   理由はかんたん、時間がないんだ。」


ド:「そして流れ去った時間は、二度と帰ってこないんだ。」


ス:「いざ泣こうとすると、泣けないことってあるだろ?」


ヘ:「ん?」






ラ:「サイコロをふってもふらなくても
   人生はめちゃくちゃになる!」


ヘ:「自然な魂は常にメランコリーに包まれて、
   悩まされるようにできている。」


ラ:「人生にはいろんな選択肢があるのに
   選択できたためしがないんだ!」


ヘ:「我々が歴史から学ぶことは、人間は決して
   歴史から学ばないということだ。」


ド:「ほっとくと国がみだれる。」


ス:「世の中にはね、思い通りになって
   くれない相手の方が多いんだよ。」


ド:「よくみておくんだね。
   君が昼寝をしている間にも時間は流れ続けてる。」


ス:「ぼくは、見るだけにしているんだ。そして立ち去る時は、
   それを頭の中へしまっておくのさ。」


ド:「いくら夢の世界ににげても、さめたらみじめになるだけ
   じゃないか!! もっと現実世界でがんばらなくちゃ。」


ス 「生きるっていうことは平和な事じゃないんですよ。」


ヘ:「新しい進歩には怖さあり。」


ス:「何か試してみようって時にはどうしたって危険が伴うんだ。」


ド:「過ぎたことを悔やんでも、しょうがないじゃないか。目はどうして
   前についていると思う? 前向きに進んでいくためだよ。」


ラ:「夏はいつだって飛んでゆく冬はのそのそ歩くんだ。」


ド:「アホかきみは。」







ラ:「世の中で起こってることをこの目で見ることが
   できるってのはちょっと素敵だな!」


ス:「僕は自分の目で見たものしか信じない。けど、
   この目で見たものはどんなに馬鹿げたものでも信じるよ。」


ホ:「目で見ても、大切なものは見えないよ。ハートで見なくちゃ。」


ス 「大切なのは、自分のしたいことを、自分で知ってることだよ。」


ド 「未来なんて、ちょっとしたはずみで、どんどん変わるから。」


ラ:「永久に子どもでいられるわけにはいかないんだ。
   だから一瞬一瞬を大切にしろよ。」


ス:「たとえ作品が壊れてしまったとしても、
   作ったときの感動は消えることはないんだ。」


ホ:「ぼく、夕陽が大好きなの。ねえ……悲しくて
   たまらないときは、夕陽が見たくなるよね……。」


ス:「この世にはいくら考えてもわからない、でも、長く
   生きることで解かってくる事がたくさんあると思う。」


ヘ:「ミネルヴァのフクロウは黄昏時に飛び立つ。」


ド:「なんだ。いつものパターンか。」


ス:「眠っているときは、休んでいるときだ。
   春、また元気を取り戻すために。」













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Collage Cafe       -----言葉のコラージュ-----

<キャスト>  
[四人の哲学者]       
ラ:= ライナス (『ピーナッツ』チャールズ・M・シュルツ
ス: スナフキン (『ムーミン』トーベ・ヤンソン 作)
ホ:= 星の王子さま (『星の王子さま』アントワーヌ・ド・
                    サンデグジュペリ 作)
ヘ:= ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル 
                     (ドイツの哲学者)

[魔術師]
ド:= ドラえもん (『ドラえもん』藤子・F・不二雄 作)


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